紳士用の亀甲柄を織り成すアンサンブルは大島をはじめ、結城、塩沢、西陣等、有名産地があります. 一見しましたところ、綿の綿薩摩かと思ったのですが、綿ではなく、絹製品で通常、出回っています大島とも風合いは違います。 生糸で織られた大島はツルっとした手触りですが、このアンサンブルは少しザラっとしています。 最近の大島は紬糸を使用しませんが、このアンサンブルは紬糸を使用しています。（写真12~14枚目：写真12~15枚目はUSBマイクロスコープ顕微鏡で拡大して写しています。 推測になりますが、有力な候補としまして、塩沢の絣が考えられます。 商標がありませんので、着物商品の品名・産地・素材の表示については、推測になります。 絣の織り方は、アルファベットのT字形をしたカタス式絣で、紬糸を織り込んだ大島とすれば、非常に数少ない貴重品となります。（写真16~18枚目はUSBマイクロスコープ顕微鏡で拡大して写しています) 最近の大島は紬糸を使用していませんが、このアンサンブルは紬糸を使用しています。 着物裏地は正絹の羽二重の紺色を使用。 羽織の額裏は精華ちりめんの生地に京都市北区の金閣寺(北山鹿苑禅寺・ほくざんろくおんぜんじ）を描いています。 アンサンブルの表裏地とも正絹です。 寸法（単位㎝） 身丈（背）141　裄69　袖巾34,5　袖丈49　後巾30,5　前巾26,5 羽織丈86　裄69,5 シミ汚れはないようです。　 シミ汚れ等は出来る限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。ご理解のほどお願いいたします。 デジカメの画像です。モニターによって色の違いが出ることがありますので、ご了承ください。 出品価格の9900円はアンサンブルのみの出品価格です。 新品の角帯と羽織紐はこのアンサンブルと同梱の場合に限り6000円アップとさせていただきます。 本筑の角帯の長さ３９４㎝　巾8,５cm